『残業の対策…っといってもアイデアが浮かばない』
『簡単に始められる対策は?』
『他の企業はどんな対策をしているのか』
このように残業対策について考えたことありませんか?
『働き方改革』という言葉は聞くけど、現実問題として残業をしないと終わらない業務もありますよね。
そんな管理職を経験されている方に少しでも簡単に始められる残業の具体策を調べてみました。部下や後輩にもっと充実した時間を過ごしてもらいたい、そんな心優しい管理職経験者の皆様にぜひ読んでもらいたいです。
また参考までに大手企業での取り組みも合わせて紹介いたします。
Contents
残業対策の具体例!今すぐ始められそうなものを選抜!
残業対策といっても大げさに捉える必要はありません。
とにかくまずは簡単に始められるものから取り組んでいきましょう!
・終礼(終わりの会)を入れる
朝礼を実施している会社はあると思いますが、終礼を入れている会社は少ないのではないでしょうか。
終礼を入れることで3点のメリットがあります。
- 仕事に区切りがつく
- 残業をする場合事前申請するタイミングが出来る
- 上司が残業内容を確認し、部下の状況を把握するきっかけになる
いきなり終礼を始めるといっても、部署内に受け入れてもらえるのか少し抵抗感があると思いますので(笑)、まずは終業5分前になったら上司から『終わる時間だが何かあるか~?』なんて聞いてもらえると部下としても話すきっかけを得ること出来そうですね。
実際の終礼の流れ
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終業5分前に上司が『これから終礼をします。』と言って始めます。部署内で集まりったり、机の前に立ったりしている状態です。
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『一日の中で大きな出来事や重要案件、失敗談など情報共有することありますか?』と問います。あった場合は担当者がそのまま報告します。
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『最後に残業する人は申請書を出してください。』と上司が言います。
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『本日もありがとうございました。』と言って終了となります。
終礼など新し事を始めると気恥ずかしい気持ちになりますよね。特に古いのでは?何という思いがあると尚更ですよね。その時は管理職として『部署内の状況をしっかり把握し、残業を減らしたい』という一言があると部下や後輩にも伝わりやすいのではないでしょうか。
・終業時間に 蛍の光 を流す
会社の終業時刻に合わせて 蛍の光 を流し帰宅を促す上司たちもいらっしゃいます。
実際、私の周りにも部長クラス自ら 蛍の光 を流して 『先帰るよ~』と言って帰宅することもあります。
こちらも終礼と同じ効果がありますが、音だけなので話すタイミング等はなくなりやすいかもしれません。
物理的に音として耳に入ってきますので業務の区切りには効果的ですね。
・NO残業DAY
今でも根強く残っているのが、NO残業DAY。とにかく週の労働日の中の何日かをNO残業DAYと定め、該当日は速やかに帰宅する。という考え方ですね。
残業する日と残業しない日を明確に別けることが大切ですね。
・始業時間と終業時間をずらす
就業規則をどのように定めているかによって状況が変わるかと思いますが、
人によって早番・遅番・通常勤務 と三段階程度に分けて始業時間終業時間をずらす。ということも残業時間対策の一つになります。
要は、勤務時間をズラすことで引継やフォローをしやすくする。という考え方です。
チームで仕事をしている部門であれば効果があると考えられますが、全て単独業務となると少し効果が得られないかもしれません。
大手企業での取り組みをまとめ
大手企業の残業に対する取り組みをご紹介いたします。
・日立製作所
事業部門総務部長会議などにおいて定期報告・フォローアップ等を実施しているようです。
また年休の取得にも力を入れており、ツキイチ年休 という制度を導入して独自の取り組みを実施しています。在宅勤務等にも力を入れているようです。
・SONY
残業縮減の具体的な記載はありませんでしたが、社員の健康維持と仕事とプライベート双方の充実のために「フレックスタイム制」や「裁量労働制」の導入により柔軟な勤務を可能としています。
・LUSH 日本法人
フレッシュハンドメイドコスメブランドとして有名なLUSHでは社長の顔をパネル印刷して
それを持った管理職リーダ―部門の人たちが『GO HOME!!!!』と言いながら社内を練り歩くということを実施しているようです。
社内にそういった対応を受け入れられる風土もある為19時以降に残る人はほとんどいなくなったそうです。
大手企業といえども残業対策に対してはアプローチ方法は大きな違いはなさそうですね。
また、企業によっては縮減した残業代を賞与として社員に還元しているところもありました。
ただ単純に残業時間を削減したい。というよりは、社員にもっと充実した生活を送ってほしいというトップ自らの熱い気持ちがあっての対策かもしれませんね。
まとめ
残業対策の具体例では、なるべく簡単で、すぐに導入できそうな事例をご紹介いたしました。
大手企業における取組では、対策の一部をご紹介いたしました。柔軟な就業形態というものを掲げてたり、会議の時間を短くしたりとまだまだ様々な情報がありそうです。
残業対策は大きな対策よりも小さな対策を根気よく続けることが残業縮減への第一歩です。
どうぞ力を入れずに取組みを始め、社員と自分自身へ素敵な時間をプレゼントしてください!